ネット周りのもやもや

前回職場のホームページを作った話を書いたんですが、最近ネット周りのことでもやもやしてるんですよね。

中途入社の浮き草クンが、善意から自分のレンタルサーバ-のすみっこに職場のHPを作ってくれたんだけど、退職したので新しくHPを作った話でした。
これって、会社の書類を浮き草クンが借りたアパートに保管してもらってたってことなんですよ、って社長には話したんですね。でもって、職場のだれ一人、そのアパートの鍵を預かってないんですよ。なのに、会社あての郵便物がそこにも届いてるんですよ、って。

さすがにちょっと軽率だったと感じたようですが、レンタルサーバーとかHPとか、ネット周りのものってつかみどころがなくて、ふみ姉より年配の人たちって、本当に苦手なんですよ。(ふみ姉も含む)
レンタルサーバーがあって、ネット関連の副業を持っているのなら、そんなことは浮き草クンは良く分かってたんじゃないかな、と思うんですよ。
大した内容ではないHPだし、ま、いいよね、っていう判断だったんですね、きっと。

ふみ姉は、それ自体、別に悪いことではないと思ってるんです。
ただし、社長がちゃんと理解したうえでの合意であれば。
社長がネット周りのことを全然知らないことをわかっていながら、社長にも分かる形でHPをどこに作ってどう管理するつもりか説明しなかった浮き草クンはちょっと問題だと思ってます。多分、全く知識がない人に一から説明するのが面倒だったんだと思います。

ふみ姉が最近もやもやするのは、技術の進歩とかに人間がついていってるのかな、ってことなんですね。
職場では中高生からスマホを使っている人とPCも触れない人が一緒に働いているじゃないですか?詳しい人と詳しくない人をごちゃまぜにしたら、詳しくない人も少しは理解してくるような気がするけど、でも、相変わらず若い人の当たり前は中高年には全然当り前じゃないんですね。
若い人がもっと中高年にいろいろ教えてくれたらうれしいけど、思春期から当たり前にスマホを道具として使っている若者からしたら、えー、何がわかんないのさ?どう説明したらいいかわかんないよ、ってことなのかもね。教わってもすぐ忘れて同じこと聞くしね。いやんなっちゃうよね。
何がわからないのかもわからない中高年と、どう説明していいかわからない若者たち。
だからね、ふみ姉たちの世代も苦手とか言ってないで、ちゃんと勉強しないといけないって最近思うんですよ。せめてどこがわからないのかわかる程度には。
だって、好むと好まざるにかかわらず、もう今の社会はネットの上に構築されてるんですから。
知らないじゃすまされないんですよ。

もし、次に悪意のある浮き草クンみたいな子が入社して、もっと大事な書類を「クラウドで管理すれば・・・」なんて言い出したら?前に、良い浮き草クンがHPをちょちょいのチョイで作ってくれたことを思い出して、社長ってば、OKしちゃうと思いません?
知らなければ、不便とか馬鹿にされるとか、いい仕事に就けないとか、もうそんなレベルの話じゃないような気がするんですよ。

朝起きたら服を着て靴を履いて出かけますよね。
でも太古の昔、原始人は裸で裸足だったはずじゃないですか?
現代のネットが服のような気がして仕方ないんですよ。
ただ、原始人が、服を着るのが当たり前になるまでにはすごく長い年月がかかったかもしれないけど、ネットという服を着るのが当たり前になるのはすごく早い気がするんですよ。だって、もうすでに半分以上の人、着てますよね?
でね、服の良さを知った人類はもう裸の生活には戻りそうもないと思いません?
今って、老後が長いじゃない?今60歳の人達は20年後もほとんどの人が生きていますよね。

最近、社会の移り変わりって本当に速いから20年後なんて、もう、みんな普通にネットという服を着ている気がするんですよ。
知らない、苦手、いらない、と言って逃げ回っているうち、服を着ていないのはオイラだけってことになりそうな。
時間って前にしか進んでくれないですよね。
いつまでも新しいものを拒み続け、古いスタイルで生きていくのも一つの選択だとは思います。
ネットなんて、使わなきゃ犯罪に巻き込まれないし、なくたって生きていける、と。

ふみ姉は、伝統文化や昔ながらの習慣を守ることは大事だし、素敵なことだと思っています。でも、それと新しいことを否定することはイコールではないですよね?
難しそうだって言って、目を背け、耳をふさいでいたらつまずいて転んだり落っこちたりすると思うんですよ。

服を手に入れた原始人は凍死せずに生き残り、頑固に裸を貫いた人は凍死する。
最近そんなイメージが、頭の中でぐるぐるしてます。
便利な道具や先端技術を自分の生活に取り入れるかどうか、とはまた別の話として、取りあえずきちんと、自分のまわりがどうなっていくのかよく目と耳を開いて必要に応じて学んでいかないと。
ふみ姉は自分も、自分が大切にしている人達にも、凍死して欲しくないなあ。
考えすぎかなあ。

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