姪っ子の就職が決まった!

そうか。就職、進学か。もうそんな時期なんだね。
ふみ姉の妹から電話があり、姪っ子の就職が決まったと報告がありました。
これで妹の子どもたちも全員独立しました。ほっといてるんだろうなあ。

就職先選びのてんやわんや

会社選びでは、てんやわんやでしたよ。
社会経験がないお年ごろの女子は、イメージとかで会社を選ぼうとするでしょ。素敵なコマーシャルをしてるとか、イメージキャラクターがいい、とかさ。
親はそうじゃない。資本金だとか、将来性だとか福利厚生などの待遇を重視したいじゃない。
交通指導員をしたい、とか言い出したらしくてね。小学校とか回って交通ルール教えてあげたりしたいって。
いわゆる「婦警さん」と思って、警察官かあ、いいんじゃない?と言ったら妹に一喝。「安全協会だよ!」
免許証の手続きとかやってくれるとこか?よくわかんないけど、それもいいんじゃないの?
ちょっとびっくりしたけどね。子どもたちにニコニコ接して「みんなぁ~、こ・ん・に・ち・はぁ~~!」ってタイプの姪っ子ではないので。
それは親である妹の方が重々承知しているところで、大反対。
でもさ、安協ったっていろいろ仕事あるし、交通安全指導員や窓口みたいにニコニコ人に接するばっかりじゃないんじゃないかな?本人がやりたいんでしょ?

子どもの希望と親の希望

なんかさ、せっかく本人がやりたいって言ってるのに、そんなにがみがみ反対したり、自分のいいと思う方向に誘導したりって、どうなの?と、わが妹ながらちょっと嫌な気持ちになる。
でもね、よく聞いたら、(妹の助言で)技術職を探していたらしいんだけど、就活に疲れてきて、どうでもよくなってきたらしいのよ。で、ゆらゆらし続けていた心の羅針盤的なものが疲労して、思いっきり正反対に振れたみたい。まあ、技術職は向いていそうだとは思うけど、そんなに無理に押し付けるのもどうなの?とは思いましたが。

結局、最終的には、機械か何かを作っている会社に就職が決まったとのこと。その業界にことは良く知らないけど、なかなかいい会社らしいので、妹は満足げ。

この話を別の知り合いにしたんだけど、これは妹さんが正解だと思う。って言われました。

子どもの人生の岐路。親の役割って?

実はこの知り合いは、高校選びを子供の好きにさせて痛い目に合ったのだそうです。
この子には、絶対A高校が合ってるって思ったから薦めはしたけど、最後には子供の意思決定を大切にした結果、別の高校に進学したんだって。
しばらくして、中学の同窓会で、A高校に進学した同級生の話を聞いてきて、がっくりして「A高校に行けばよかった」と話した後、登校拒否っぽくなって大変だったと。

大人の方が長く生きてる分、経験値が高いわけじゃない?子供の性格や資質を、自分たちのDNAとも考えあわせたりできるし、すごくたくさんの判断材料を持ってる。でその判断から薦めた高校を蹴って、別の高校を選んだ娘さんは、「こんなはずじゃなかった」と苦い思いで学校に通っていたみたい。
でもさ、反対に親が薦めたところに行って、そうなることだってあるじゃん?やっぱ、自分が行きたいところに行けば良かったってさ。
そしたらね。
そのときは、「パパのばかーーーー!!パパのせいで青春が台無しだーーー!」って攻める先があるじゃん、って。
自分で選択した結果だから、文句を言う場所がなかったんだよ。で、自分を責めて学校がより嫌いになったんだよ。選択に責任を持たせるのには15歳は幼すぎたよ。それは親の役目だった、って。

う~ん!なるほど。深い!これは愛だ。
うちの息子たちはまだ中学生だけど、高校選びはすぐそこ。
よく考えねば。
ちなみに、つい先日会った姪っ子は、付き物が落ちたように元気に社会人生活に胸を膨らませていた。
お祝いに目覚まし時計ちょうだい、とは、かわいいおねだりです。

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