前世記憶、信じます?

いきなり哲学的、というか、ヘビーなタイトルです。
でも、生まれてきた以上、いつかは死ぬわけだし、その順番は刻一刻と近づいているって、最近考えざるを得ないんですよね。
テレビでも、少し前までは俳優の〇〇さんがご逝去されました、とか聞いても「知らんなあ」って感じだったのに、最近では、「えー!あの〇〇さんが?」って感じになってきてます。活躍している姿を見てきた人たちに、もう順番が回ってきているんだなあって感じるのですよ。

実は、今日親戚のお葬式に行きます。
ふみ姉たちの親の世代のお葬式が、最近相次いでいるのです。得体のしれない「死」というものが、確実に包囲網を縮めてきている感覚がとても怖いです。
この感覚は、口には出さないけど、パパも感じているようで、突如こんな本を買ってきました。

「生まれ変わりの村」④
・・・④って? ①~③は?と聞くと、それしか見当たらなかった、とのこと。さすがパパ。
作者に怒られると思うので、内容には詳しく触れないけど、前世の記憶を持ったまま生まれ変わっている人たちがいっぱいいる、中国の村を取材したお話がメインの本です。
あの世に行ってから、みんなある一つの行動をとっています。そうすることで前世の記憶を持ったまま生まれ変われるようだ、という話です。

でもね、みんな死にたくないって思うのって、そこなんじゃないかと思うんですよ。
例え本当に輪廻転生があるとしても、今世で愛した人、情熱を傾けたこと、自分の考え方や人格がなくなってしまうと思うと、なんだかいたたまれなくなりません?
今の人格や記憶を持ちながら生まれ変われるのなら、こんなにうれしいことはないよな。って、ふみ姉も思うのです。これは、今が幸せだからそう思うんだろうけどね。この本が本当なら、死者の国に行ったらその「あること」をしなきゃ。

でもね、ピンとこないのは、死後の世界では、中国人は中国語をしゃべり、日本人は日本語をしゃべってる様子なのが???な感じです。死後の世界にも「国」ってあるの?
パパいわく、あの世に行って帰ってきた人は自分の周りにはいないんだから、自分に都合のいい話を信じとけば安心、ってことらしい。

まあ、結婚はしない人もいる。出産もしない人もいる。でも、死なない人はいないんだから「誰にでもできることだから自分もできる」というところで、納得するようにしています。
ただ、できれば「あ~楽しかった、悪くない人生だったよ」って言って死ねるよう、日々楽しく、真剣に過ごそう。

未知の世界の話なので、語りだすときりがない。わからないことをああだこうだと想像しても結論は出ないので、結局最後にはこんな感じで落ち着いています。
でも、夜中にこんな思いに取りつかれると、怖くなったりしません?

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