最近TVやネットでもよく見かけるんですが、皆さんはLGBTって聞いたことあります？
L＝レズビアン G＝ゲイ B＝バイセクシャル T=トランスジェンダー
これらの頭文字を取っていて、一般的には性的マイノリティー(少数派)とかって表現されてますよね。
最近、いろんな人がLGBTであることをカミングアウトしているし、渋谷区だっけ？同性婚が認められてTVとかでも話題になりましたよね。
どれくらいいるか、ご存知ですか？
なんでも、２０人にひとりいるそうです。
ふみ姉が子どものころは、学校の１クラスの人数って４０人くらいだったから、クラスに２人いてもおかしくないってこと、ですよね。
え～～！そんなにいないって！！
その話になった時、身長173㎝の友人がスマホで何か調べ始めました。
「見て！身長170㎝以上の女性、20代で2％だって。50人にひとりだよ。私の方が珍しいってこと？」
いいじゃん、外国に行けばマジョリティになれるし。
いや、脱線しました。
でも、本当にそんなにいるの？
いるんだそうです。LGBTの人たちはカミングアウトを決意するまではほとんどの人がひた隠しに隠すので、わからないだけなんだそうです。
なんでこんな話を始めたかというと、ふみ姉の友人にひとり、いるからなんです。
仕事がらみで知り合った男性に、奥様として紹介されたのがその友人との出会いでした。
初めて会った時は髪も長かったし、女性として結婚もしていたんですよ。
初対面での印象は、あまりよくなかったのを覚えています。
意地悪だったとかそういうことではなく、何を考えているのか良く分からない人だな、という印象で友達になりたいとか思いませんでした。
それが、思いがけないところで再会したとき、すっかり様子が変わっていたんです。髪を刈り上げ、男の子のような恰好をしていて、生き生きと楽しそうによくしゃべり、よく笑うんですね。
で、仲良くなって何度か会っているうち、大勢で飲んでいる時、実はさ、って話になったんです。
この友人、自分の性別が長いこと分らなかったようなんです。
初対面の時、何考えてるのか分らなかったのは本人もどうしていいのか分らなくて悩んでいたんですよね、きっと。何度も何度もカウンセリングに通って、男として生きる方がしっくりくるという結論にようやく至ったようでした。
今のあんたの方がいいから、いいんじゃない？とか、どっちでもいいよ、そんなの。とかいろんな声が上がりましたが、まとめれば、「性別なんてあんたを構成している要素のほんの一部であって、そこが気に入って付き合ってるんじゃなく、性格とか考え方が好きだからつるんでるんだから、好きにしなよ、身体が男になったらハッピーならそれでいいんじゃない？」ということだったんです。
これですよ、これ。だからこの人たち好きなんだよな～。誘われるとほいほい行っちゃうんだよな～。
人柄が一番の問題だよね。身長が173㎝でもLGBTでもいいじゃんね。
ここ最近で一番楽しい夜でした。
そうそう、その友人、ホルモン注射を始めました。手術も予定しているそうです。
ただ、聞いてみると「めでたしめでたし」にはまだ遠く、LGBTにはあまりに不便が多い社会の仕組みの中で、今後もまだまだ苦労しそうです。
もう一つ。
「でもあんた、チビじゃん。私がトランスジェンダーだったらばっちりメンズのMサイズが着られて服に困らなくなったのに。世の中うまくいかないね。」
もちろん173㎝の友人の言葉です。