会社のパートさんのところに初孫が誕生。昼休みに、その子の名前の話で盛り上がりました。
そのパートさんは、昔ながらのしきたりや神仏を大切にしたいタイプ。当然、大切な子供の命名には、姓名判断をしてもらうもの、と考えていたそうです。
「お母さん、どんな名前がいいと思う?」ってな相談もあるだろうと、いろんな名前を考えていたみたい。
ところが、娘さんと旦那さん、産まれた翌日にすでに役所に届けに行っていて、姓名判断なども一切していない、ということで、たいそう不満気だし、心配そう。
ふみ姉のところでは、パパと二人でいくつか考え、じいじとばあばに相談し、姓名判断に行く、っていう、日本の田舎の一般的な段取りを踏んで名前が決まったのね。というか、結果的に慣習通りだったって形だったんだけど。
で、2つの候補を持って姓名判断を受けに行ったら、どちらもあり得ないくらい画数が悪い、と言われ、もう一度2つの候補をもって出直すと子供の幸せを考えるなら、やめておけ、と言われ、戸籍の提出期限は迫るし、どうしよう、どうしようって言っていたら、普段口数が少ないじいじがポツリと一つの名前を提案。あ、それ!いいね、いいねっってんで持って行くと、やっとバランスの良い名前を持ってきたね、と言われました。
この時に宮司さんに言われたことなんですが、画数ありきではないよ、ということでした。100点満点の画数の名前が「え~、こんな名前?」と思うなら、やめなさい、と。この子を一生どう呼ぶか、を考えろと。
あなたが授かったのがひまわりの種なら、ひまわりと呼んであげなさい。いくらユリのほうがよかったからって、ユリと名付けてユリの育て方をしても腐ってしまうよ、と。
「親であれば、この子がひまわりってイメージなのかユリってイメージなのか、なんとなく感じるものがあるでしょう。あなた方がこの子にふさわしいと感じる名前を考えるといいですよ。画数は2の次。そこそこバランスが良ければいいと思いますよ。」と話してくれました。
画数ありきではない、と言った宮司さんに、あまりにも画数が悪いって4つの名前をはねられたんだけどね。ははは。まあ、あまりに極端に悪いってことは、この子にふさわしい名前じゃなかったかな、と思いました。きっとひまわりにユリという名前を付けようとしてたんだろうな、と。
そんな話を思い出して伝えると、娘さんが直感的にこの名前がいいって思ったらしいんですね。漢字もこの字を使うって。旦那さんもすぐに気に入って同意したらしいの。
ってことは、それが孫にとっては一番いい名前なのかもね。と、少しほっとしたみたい。
すると、別のパートさんが、「画数がよすぎると、名前に運気を全部持っていかれて、本人が不幸になるって聞くよ」と言い出しました。実際に運が良すぎる名前を改名した知り合いがいるという話でした。
〇という字が名前に入っている人は○○な性格、なんてよく言うけど、ああ、確かに、と思うこともありますよね。でもさ、じゃあ外国人はどうなるのさ?と思ったりもする。
今時の事情でいえば、行き過ぎたキラキラネームが就職に不利になる、という話も聞きます。
今、姓名判断の本やサイトは山ほどあって、その気になれば100点満点の名前だって付けられる。
一生ついて回る「名前」
直感でビビッと来る人以外は、迷いに迷うのは当然ですよね。
でも、親の願いは一つ。わが子が将来幸せになってほしい、という思い。
それがおおもとにあれば、あとは枝葉と思っちゃ、ダメかな?
ふみ姉は、長男の姓名判断をしてくれた宮司さんにとても共感します。