最近テレビなどでもよく紹介されるようになったNZ(ニュージーランド)ですが、ふみ姉は30歳前後のころ、3年くらい住んでいました。
今年の春、久しぶりに旅行に行って古い友人たちと旧交を温めて来たんですが、すごく変わったところと、全然変わっていないところが両極端なんだけど、やっぱり私は好きだなあ、と思う国です。
NZを語る時、いつも一番に言うのは、そのお国柄と人柄です。
日本人も穏やかで親切な国民性、と言われますが、NZもかなりそれに近いものがあります。さらに加えて、テキトーで明るい人が多いかな。質素で実質本位。華美に飾り立てることに価値を置かない暮らしぶりは本当に居心地が良かったです。粗大ごみとかフツーに拾ってきますからね。もったいない精神全開です。
移住して、地域住民として溶け込もうと思うと、日本と同じ「島国根性」に阻まれて溶け込み切るのは難しいようですが、適度な距離間で付き合うのには本当に気持ちの良い人が多いです。
海外旅行は、バックパッカーと言われる低予算・貧乏旅行で20か国ぐらい行っていますが、特に中高年と言われる人生経験豊富な皆さんには、海外旅行に行くのなら、ぜひ行ってみて欲しい国ですね。アクティビティもいっぱいあるから若い人達も楽しめますよ。最新のファッションなど買い物目当てには不向きな国ですが。
このブログでは、自分の覚え書きを兼ねて、NZのことも少しづつ紹介していきたい思っています。
NZは、パッケージツアーには少々飽きてきたり、もう少し自由度の高い旅行がしてみたい、という個人旅行初心者には最適の国だと思います。そういう方々の参考になればうれしいな、という気持ちで書いていこうと思います。
NZの基礎知識
場所と気候は、南半球、オーストラリアの右の方にある日本に良く似た形の島国で、暮らしやすい気候の国です。
オーストラリアとは兄弟みたいな関係にあります。
南半球にあるので、季節が日本とは真逆です。真夏にクリスマスです。
夏はどこでも30℃に届かず、冬は雪が降らない地域からしっかり雪が積もる地域まであります。
公用語は英語です。日本人には聞き取りやすいイギリス英語ですね。
ただし、エイの音がアイに変わるので、例えば、sunday(サンデイ・日曜日)はサンダイと発音し、eight(エイト・8)はアイトと発音しますのではじめは変な感じでした。NZとオーストラリア特有の方言ですよね。テレビのアナウンサーとかもアイアイ言っていて何だかおかしかったのを思い出します。
あと、マオリ族という、原住民のマオリ語もあります。伝統文化として大事にされていますが、マオリ人がマオリ語で買い物とかしているのは見たことがありません。
通貨はNZドルです。為替レートは1ドル=70円~90円くらいで変動しているようです。
今年の春に行った時は80円ぐらいでした。
気になる物価は、日本と同等な印象かもです。何もかも値段が上がっていてビックリでした。ただ、スーパーで買うような食料品は日本より安いですね。外食代もなかなかの金額だったので、NZで滞在費を抑えるなら自炊できる宿を選ぶのは賢いと思います。
治安は日本より良いくらい。でも、性犯罪や空き巣などは多いらしいです。私も住んでいる3年の間に、当て逃げ1回、車泥棒に1回やられています。近年は殺人などの凶悪犯罪もあるようで、夜道の一人歩きは避けた方がよさそうです。
ホテルは、いろんな種類がたくさんあります。
普通のホテルもいいですが、アパートメントスタイルや昔ながらのモーテルのような、キッチンがついていて暮らすように泊まれる宿泊施設が人気ですよ。モーテルというと、逃亡者が隠れていそう、とか、いかがわしい商売の温床では?と思う方もいるようですが、NZやオーストラリアでは、ファミリーがよく使うごく一般的な宿泊施設です。ただし、基礎的な英語ができるか、出川イングリッシュで押し通す心臓の強い人でないと、不便かも。
あと、バックパッカーズという、大部屋があるユースホステルスタイルの宿も若い人たちには人気です。各国からの若者が集まっているので共同キッチンやリビングで情報交換ができますが、こういうところも少しは英語が喋れないと不便ばかりが目がつくと思います。安いので決してサービスや設備が良い宿泊施設ではないので。
農業大国のNZならではのファームステイというスタイルも人気のようです。一般的にファームステイというと、ひつじ牧場のイメージが強いNZですが、フルーツや野菜のファームだってあるし、ファームに泊まって雰囲気を楽しむだけのところから、がっつり仕事を体験できるところまでいろいろあるんですよ。
ふみ姉のおすすめは断然キッチン付きのモーテルです。
今年の春もモーテルでした。
リビング、ダイニング、キッチンと、2つのベッドルームにはベッドが2台づつ。リビングのソファはソファベッドでした。よくあるパターンです。もちろんバス、トイレ付き。
キッチンには基本的な調理道具や食器、レンジやコンロ、オーブン、冷蔵庫などが用意されています。
テレビもWIFIも完備。
これで1泊15000円ほど。ルームチャージですよ。家族4人でしたから、ひとり3800円くらいでしょうか。
もっと安いところもいっぱいあったけど、海外デビューの息子たちに2度と行きたくない、と言われないよう、少し奮発しました。(少しだけね)ふみ姉的にはバックパッカーズを体験させてあげたかったんだけどね。
タオルやアメニティグッズまであってびっくり。昔は、本当に実質本位で、ないと困るものはそろえてあるけど、そんなの持ってこればいいでしょ、みたいなものは置いてなかったんだよね。安いけど気が利かないのがモーテルだって印象だったので、観光大国として着実に国際競争力をつけてきている、とか難しいことを思ってしまいました。料金も観光大国並みに高くなってましたけど。ホント、宿泊費はすごく高くなったと思います。日本のビジネスホテルの方が安いじゃん!
もしかしたら、費用だけを重視するなら、ホテルと航空券のパッケージツアーの方が安いかもです。
でも、暮らすように旅する体験は一度やったらやめられないと思いますよ。
移動は車が便利です。
えーーーー!と思うかもしれませんが、ルールや標識は日本と全く同じなんですよ。ラウンドアバウト方式の交差点が多いことと、右折車優先ってところが違うだけです。日本人経営のレンタカー屋さんもありますから、普段車を運転する人は是非!道はオークランドのダウンタウン以外はビビるほどの交通量はありませんし、道も広くて走りやすいですよ。
もちろん、現地ツアーもたくさんあるし、必須とは言いませんが。
首都と主要都市ですが、首都は北島南部のウエリントンですが、オークランドの方が人口も多く、どちらかというとオークランドの方が有名です。ふみ姉が住んでいたのもオークランドでした。南島の玄関口、クライストチャーチも有名ですね。東北で大きな地震があったころ、クライストチャーチでも大地震があって、日本人留学生が被災したことは日本でもニュースになったから覚えている人も多いかもしれません。
大自然に恵まれ、人口密度が低く、人柄の良いNZ。癒しと冒険が同居する国です。
ちょっと興味が出てきました?
もう少し詳しい情報は
ニュージーランドに行かない?②NZの見どころ-オークランド編
を見てね~!