農業日和!

先日、親戚のおばあちゃんのところに農作業に行きました。

ここ3年ぐらい、ジャガイモを植える前に耕運機で畑を耕しています。

耕運機は持っているけど、おばあちゃんは90歳。元気とはいえ、耕運機を扱えるほどの体力はありません。 白茶けた固い土が、ひっかきまわされて柔らかい黒い土に変わっていくのは、楽し~~!

近くに住む私たちがここまでやっておくと、今度はおばあちゃんの子供や孫が来て、ジャガイモを植えます。収穫も子供たちがやってくれ、ふみ姉はおすそ分けにありつく、という流れになっています。むふふ。

都会のお年寄りはどうなのか知らないけど、片田舎では近所や親せきが、こうして一人暮らしの高齢者を自然体で支えています。

何度か、一緒に暮らそうって、子供さんも誘ってるんだけど、頑固に拒否。そうまでして頑張らなくても・・・、と少し前は思ったのですが、最近周りを見回すと、一人暮らしのお年寄りがいっぱい。

特別、親戚のおばあちゃんが頑固、というわけではなく、80歳を超えて、一人も知り合いがいない場所に移り住むのは、すごくハードルが高いんだな、って最近わかってきました。ほとんど町から出ずに一生を終えるお年寄りも、結構周りにいます。

そんなおばあちゃんのひとりが、数年前に言ったことが忘れられません。

「うちの周りには、住んでいる人はたくさんいない。でも、その少ないご近所さんみんなが、自分を気にかけてくれる。都会の人は、周りにいっぱい人が住んでいても、案外自分のことを気にかけてくれる人って、たくさんいないんじゃない?」

そうなんですよね~。だから、子供さんのところには行きたくないんだよね。

人間って、群れで生活する生き物ですよね。一人一人が弱いから、群れて、得意なことを出し合って生きているじゃないですか~? だから、年を取って、人様のお役に立てなくなると、途端に生きる意味を見失うんですね、きっと。

でも、田舎ではお年寄りだって、人様の役に立てるんですよ。

90歳のおばあちゃんだって、若いころのようには働けなくても、ご近所のお付き合いや親せき付き合いが濃密な田舎では、「ありがとう」と言われることが結構あるんですよ。今回も、大好きなおばあちゃんの味ご飯を頂きました。「ありがと~~!」です。

それにしても、耕運機ってのはなんて便利なんだろう、と去年までは思っていたんですが、手術したりひざを痛めたりで、すっかり筋肉が落ちて衰えたのか、こんなにきつかったっけ??

当然翌日からは筋肉痛。 二日たった今でも肩から腕にかけて痛い、痛い!

それでも、鍬や鋤を使って手作業で耕すより、ダメージはずっと少ない。風呂上がりにシップを貼り終えて、つらつら思うに任せて書いているところです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする