フキをおいしく食べる

本格的なフキの季節だ!!

ウチのじーじとばーばはフキが大好き。 特に、ばーばは東北の出身で、細いフキというのをお嫁に来て初めて見たそうです。東北のほうでフキというと、傘にできそうなほど葉が大きく、茎もすごく太くて、食用にしていなかったらしい。 反対にふみ姉は、そんな巨大なフキなんて見たことないからびっくりだ。

で、毎年フキを下さるおじさんが、今年は満面の笑みでやってきました。 このおじさん、昨年、自分の山のフキを誰かに荒らされてしまい、「今年はあげられるフキがない」としょんぼりして来たんですが、別の場所にまだ自生していたのを見つけたそうです。

これを、ばーばがきゃらぶきにします。 大量のきゃらぶきは、近所や親せき、もちろんフキをくれたおじさんに配られるんだけど、ばーばのきゃらぶきは評判がいいのですよ。

味付けは甘めで、箸が進みますが、しっかりフキの風味が残ってます。

刻んで洗ったフキは、これから何日もかけて、七輪で煮るのです。会社勤めじゃできないよね。

で、うちでは、畑にもフキを作ってるんですね。これはきゃらぶきにはなりません。きゃらぶきにすると、おいしくないの。 畑のふきは、きんぴら風に油炒めにしたり、煮ものに入れたりします。 フキのきんぴらは、この辺りでは子供たちも大好きだよ。おふくろの味の一つなんだろうね。

今年は、タケノコの出来があまり良くなかったようで、「もう結構」というほど食べてないんだけど、ふきは出来がよさそうです。

ふみ姉んちの畑の「きわものエリア」ここには、その季節になると食べたくなるけど、定番野菜ではないものが、適当に植えられています。

ふきを筆頭に、みょうが、三つ葉、イチゴなど。もちろん、ふきのとうも出るよ。ほとんど手入れされないエリアなのに、毎年そのシーズンになると「あー!イチゴ赤くなってきた!ジャム作ろう!」って、テンション上げてくれる、けなげな子たちです。

ちなみに畑のエンドウ豆も出来がよさそう。来月に収穫予定のジャガイモはどうだろう? はたまた梅はいかがなものか?

この時期、会う人会う人と畑の話になります。 出来不出来はあっても、自分達が食べる野菜を自分たちで作るのって、気分がいいですね。 田舎なので、こうして季節のものは、一度に保存食に調理されます。梅の時期なんて、加工所のような騒ぎになるし。それはそれで、ばーばたちにとって、応えられないイベントになっているみたい。

スローフードとはよく言ったもので、本当にどれも手間暇がかかるんだよ~。今や贅沢品なんだよね。心して戴こう!

・・・ところで、ふみ姉がもらってきて植えた「えごま」がちっとも芽を出さないんですけど。

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