お墓参りと位号の不思議

今日、職場に来たお客さんとスタッフの間で、お墓参りの話になりました。

お葬式やお墓参りの様式は、同じ宗派でも地域によって結構違うようですが、ふみ姉が住む地域では、仏教だと、曹洞宗が多いようです。

そのお客さんは、買い物帰りで、自分の家の仏壇とお墓にあげる花を持っていたんだけど、それを聞いたスタッフが「そんなに頻繁にお墓参りしない方がいいって言うよ」と言うのです。

ちょっとびっくりしたけど、この地域ではそれが習慣だというのですよ。 曹洞宗の習慣ってことではないようです。

あまり頻繁に死者と接すると、引き込まれると言われているそうです。 だから、いくら仲良しでも、人の家のお墓を、自分が草取りに行ったついでにきれいにしてあげよう、なんて、絶対ダメ!なのだそうです。

だから、普通は盆と正月、春と秋の彼岸だけ行けばよいというのです。もちろん、その時にはきちんと掃除して供養しなきゃだめだよって。

確かに、ふみ姉の家でも、仏壇は毎日拝むけど、お墓にはそれくらいしか行かない・・・。

もう一つ話題になったが「位号」の話です。 普通のランクだと、戒名の最後が信士、信女になるけど、位が上がると居士とか大姉とかって、変わるじゃない? あれってね、一度ランクアップしたら、子々孫々、ランクダウンはできないって言うんだよ。 そうなの?

仏教のことはよく知らないから、意味が伝わればいいとしてくださいね。

普通のランクと最高ランクではお葬式でも法事でも、何かにつけて、お布施の金額が段違いなんですよね。ソコはふみ姉も知ってます。でね、ご先祖様が何でそんなに高い位にしたのか、してもらったのか知らないけど、支払いが大変だから、変えてほしいのに変えられないっていうんです。

んんん~~~? そうなの?だってさ、景気の良い家だって、世代が変わって破産したりすることもあるじゃない? それでも、位号って「家」にずっとついて回るの?

「それはないでしょう~~~? お寺に相談してみたら? どうしてもだめって言うなら神道に変えちゃえば?」って言ったら、できなくはないけど足抜け料みたいなのが結構な金額だっていうの。え、そんなのあるの?? 「お寺に聞いたの?」って聞くと、「聞いたことはないけど、みんながそう言ってる」って言うんだよね。

もしかしたら、田舎の人って、こういう話って、タブーみたいになっているんじゃないのかな? お寺に聞かずにこうなんじゃないか、ああなんじゃないかと素人が相談した内容が、都市伝説のごとく広まってしまったのでは?? 供養のお金を出し惜しむことが、すごく恥ずかしいことだと思っているから、お寺に確認できないのとか?? と、つらつら考えてみたんですが、どうなんだろう~~?

信心深くて、ご先祖様を大切にするのはいいけど、自分たちが困るほどではご先祖様も喜ばないんじゃないのかなあ? 供養の気持ちとお金を、もう少し切り離してもいいんじゃないのかなあ、と思ったりしました。

あんまり気になったので、帰宅してからネット検索してみたけど、どこにもそんな話は出ていません。これも、この地域の習慣なんでしょうか???

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