ばね指って知ってます?
知らない人はなんだそりゃ?と思うでしょうが、本当に指がばねみたいに「びよん」ってなるんですよ。
腱鞘炎の一種だそうですが、手の指の付け根で起こり、指を曲げ伸ばしするたびに引っかかるんですよ。で、無理によいしょ、って伸ばすと「びよん」って伸びるんです。で、曲げるときはぽくんってはまる感じ。
これって、指を動かすための筋が、その筋を固定しているリングのそばで炎症を起こして腫れるから、リングを通るたびにびよんってなるんですね。
それだけなら笑い話なんだけど、炎症はどんどんひどくなり、腫れてとっても痛くなるんですよ。
そうなると、日帰りの簡単な手術でリングを切り開いてもらうことになります。
ふみ姉は4本の指を手術してます。
でね、同じ腱鞘炎の仲間で、ばね指の親玉、手根管症候群ってのもあるんですね。これは手首で起こるんですよ。
カンのいい人は分かったと思うんですが、昨日かかりつけの整形外科に行って来ました。
胆のうの手術も終わり、1か月ほどしてやっと運動もできるころから右手の親指がしびれ始めたんですよ。
ただ、ふみ姉はNZに住んでいるとき、当て逃げされていて、首の骨が少しずれてきてて、右手の痛みやたまに指のしびれがあったんで、運動不足が続いてストレッチとかできなかったから、そのせいだと思ってたんですね。
ところが、先週から、親指の付け根の腹の部分に、ばね指がひどくなった時のような痛みを感じるようになってきたんですよ。
もしや。
大当たりでした。
ばね指のプロとして(なんじゃそりゃ)手根管症候群の知識もあったので、早めに医者に行ったのが功を奏し、いきなり手術にならずに済んだけど、10日に1度くらい注射してもらい、薬を処方してもらうことになりました。
ただ、症状が、首から来ているしびれと混じっているようで、首のけん引も同時進行です。
ふみ姉はお年ごろ。
ホルモンバランス乱れまくり、真っただ中。
本当に去年から次々と故障続きです。
ばね指とかって、思春期や妊娠出産、閉経というホルモンバランスが崩れるとき、出やすいらしいです。
そして、遺伝も関係していて、圧倒的に女性が多いとか。
ふみ姉の妹はばね指の手術×9回、手根管症候群1回やってます。
始めて手術と言われたときは超ビビッて、看護師さんから先生からみんなに大笑いされました。
「時代が時代なら、こんなのこの場でちょいちょいって処置したっていいんだよ。今は法律があるからね、ちゃんと滅菌した手術室でやらないと、医師の免許取り上げられちゃうから」
と言われ、人生初手術に臨みました。
手術当日も、手の先っぽの手術なのに、手術着に着替えろとか言うから「本当はどこ手術するんですか?」と聞いて笑われました。
あまりのビビリように気の毒に思ったのか、手術室でもずっとみんなで世間話してくれて、どうにか切り抜けました。医療ドラマとかの緊張感はまるでなし。皆さん、本当にありがとう。
ちなみに妹も全く同じ反応を示したため、この整形外科では有名人になってしましました。
考えてみれば江戸時代とか「人生50年」って言われてたんですもんね。
あちこちガタが来て当然か。
出産が遅かったふみ姉にはまだ中学生の子どもがいるから、まだまだ頑張らなきゃいけないんです。
ちゃんと体のメンテしていかないとですね。
それにしても、子供のころ、ふみ姉のおばあちゃんがよく「マメも稼ぎのうち」ってよく言ってましたが、ほんと、医療費の出費がイタイ今日この頃。
医療保険に入っていたから良かったようなものの、結構仕事も休んじゃったし、今更ですが健康って大事ですね。
最近はネット保険とか、安いの出てるし、貯金が苦手な人は入っておいた方がいいですよ。
あと、昔入ったままの保険でほったらかしの人!
ふみ姉はこれでした。
で、胆嚢の手術の時も入院10日以上じゃないと出ないって言われて超ショック。10日以上の入院って、今時そうないですよね。ただ、手術したからその分は出たんで、赤字にならないで済みましたが。
これに懲りて、保険屋さんに、最近のプランに変えてって頼んだけど、たった今手術したからすぐは変更できないんだって。
なんてこった。横着者は損をするっていう、典型的な見本ですね。
もう少しちゃんと生きよう。人生80年の時代、まだまだ先は長い!