NZのメインディッシュは南島かもしれません。
美しい景色、エキサイティングなアクティビティ、世界有数のトレッキングパラダイス、それが南島だから。そうそう、南極への玄関口も!
ふみ姉が南島を1周したのはかれこれ20年近くも前の話ですが、NZの見どころはその由来がほとんど自然の造形や環境に由来するものなので、20年くらいで様変わりしていることはないはずです。
でも、さすがにふみ姉の記憶力は、年々劣化しているので、印象の薄い場所はどんどん記憶から滑り落ちて行っています。
好都合ですね。全部覚えていたら、もう紹介しきれず、もっととりとめのないものになるでしょうから。
あ、ちなみに、ふみ姉と愉快な仲間たちの南島1周旅行は、宿泊のほとんどをファームステイで賄いました。宿泊と食事を無料で提供してもらう代わりに4時間働くというスタイルです。
ということで、南島の紹介は20年経っても忘れられないBEST5をご紹介します!
第5位 クイーンズタウン
NZナンバーワンのリゾート地。このいかにもリゾートでございって雰囲気がふみ姉はどうしても好きになれず5位くらいが適当かな。
でも、ここでのアクティビティはとっても楽しかった!特に忘れられないのがパラグライダー。高い山から飛んで、パラシュートでゆるゆる降りる、というイメージは誤解でした。上昇気流に乗って鼻水が垂れるほど寒い上空まで舞い上がった後、美しいカンタベリー平野を眺めながら降りてきます。タンデムしてくれたお兄さんの話もおかしくて、余計に鼻水が垂れました。
第4位 マウントクック
ここで忘れられないのはボートで氷河を見に行ったこと。氷河の青が神秘的でした。遊覧するうちにも、どかりどかりと氷河の先端が湖に崩れ落ちる迫力。氷河の話を聞けば、人間の一生なんてちっちゃいな~と実感でした。
第3位 カイコウラ
人って、無いものねだりが得意じゃないですか?ふみ姉は海のない、山また山っていう田舎で育ったので、海へのあこがれが強いんですね。人によって海のイメージは違うと思うんだけど、普通は白い砂、ビーチパラソルって感じですか?ふみ姉は岩に打ち寄せる波、貝やカニなどの海の幸の気配濃厚な岩場のイメージの方が強いんですね。
ふふ。カイコウラは生き物の気配に満ち満ちた岩海岸なんですよ。九州の海沿いで育った友人が一緒だったので、岩場で食用の巻貝を拾い、市場で伊勢エビを買って、バックパッカーズの共同キッチンで調理していただきました。ヨーロピアンの宿泊客がこわごわ、でも興味津々で集まってきましたが、気味悪いのか誰も食べませんでした。
ここではイルカやクジラ、アザラシなんかにも会えるんです。ここは奮発して船でホエールウォッチング、と思っていたんですが、行ってみるとセスナツアーってのもあり、セスナ乗りたい!!って思っちゃったんですよね。セスナ初体験は楽しかったけど、上空からではイルカはゴマ、クジラは潜水艦にしか見えない。あれ?何か違うぞ。
ってことで、大迫力のクジラや生き物の生き生きとした様子を見たい人はセスナはやめといた方がいいです。
第2位 ダニーデン周辺
ちょっと遠いんですが、NZの南端に大分近いですよね。ダニーデン周辺で忘れられないのは、白夜とまでは行かないけど、南極がかなり近いため、夏は昼間が超絶長く、冬は夜が超絶短いんですよ。夏は明るいうちにベッドに入り、冬は暗いうちにご出勤です。ふみ姉たちが行ったときは夏だったので、いつまでも日が暮れず、ねるタイミングがつかめない感じでした。
あとね、アザラシとかペンギンとかコウノトリとか、コロニーが間近で見られるんですよ。オタゴ半島で撮影したアザラシの子どもがかわいくて、今もふみ姉の家のトイレで家族を癒してくれています。
お気づきの方もいると思いますが、ふみ姉は動物が好きなんですよ。触れ合える系は特に好き。
でも、特に動物好きでなくても野生のペンギンを見られるのは南極とNZとオーストラリアくらいでしょ?
一見の価値ありです。
あと、世界一急な坂道!急なうえに結構長いんです。坂に普通に立って、坂と写真の底辺が水平になるようにして横から写真を撮ってもらうと面白い写真が撮れます。
第1位 テカポ湖
そして栄えある第一位は、テカポ湖!
ここはねえ、本当に行ってほしいです。
ミルキーブルーの湖、こぼれ落ちそうな星空。
忘れられません。
南島のど真ん中あたり、アクセスのいい場所ではないけど、クライストチャーチなどからツアーもあるはずです。
湖と星。
これしかないのに、第1位です。
説明のしようがありませんが、20年経っても思い出すとグッときます。特にロマンチックな思い出がセットになっているわけではないんですよ。
ミルキーな色の湖はいろいろあるけど、実際に行くと、なんだこんなもんか、ってトコもあったりするじゃないですか?
テカポ湖は、ほんとにきれいな色なんですよ。
そして星。
南半球の星空って日本と全然違うんですよ。星座はそんなに詳しくないふみ姉ですが、さすがに全然違う~って思いました。見慣れない配置だからこんなにも心惹かれるんですかね?
なんだか、書いているうちにすごく行きたくなってきちゃいました。
南島の紹介はかなりざっくりでしたが、興味がある方は観光サイトや旅行ブログなどでたくさん紹介されているのでのぞいてみると面白いと思いますよ。