皆さんの故郷には県人会とかって、あります?
県じゃなくても市町のふるさと会みたいなのが、東京などに本部を置いてたりするようですが、あれって、何をしてるんですか? 観光やIターンの推進とか?
ふみ姉の故郷にもそういうのがあって、東京でたまに交流会とかしているのは聞いていましたが、それ以外に何をしているのかよくわからないんですよね。あ、ふみ姉の故郷のは、県よりもっと小さい地域でのふるさと会です。
なんでこんな話を始めたかというと、たまたま今役員になった方が故郷の知り合いのおじさんで、交流会に誘われたんですね。 で、とりあえず役員会という名の、ざっくばらんな顔合わせがあるから遊びにおいでって誘われたので、行ってきました。・・・役員になってほしいとか言わないなら、行きます、と前置きして。ははは。
お世話になった方なので、断りにくいのもあったけど、たまには東京に遊びに行くのもいいかな、と。結婚するまで住んでたから、友達もいるしね。
でね、役員会に行ったんだけど、結局、交流会以外何をしているのかわからなかったんですよね。会費とかもないし、交流会しかしてないのかな?
でも、会の構成メンバーが高齢化してるから、若い人に入って欲しい、同級生で東京近郊の人に声かけてくれないかって言われたんだけど、交流会以外何もしていないとしたら、どうかなあ。
ふみ姉の同級生って、まだ子供がお金がかかる盛りだったりするから、故郷の良く知らないおじさんおばさんたちが集まるところに行きたいかなあ。
でもね、新発見がありましたよ。
人って、年を重ねると、里心がつくというか、故郷が恋しくなるみたいです。 方言で懐かしい故郷の話をするおじさんたちの楽しそうなこと。
ふみ姉も、もう少し年を重ねたら、こんな風に故郷が懐かしくなるのね~、きっと。
皆さん、少子高齢化が進み、どんどんしょぼくなっていく故郷のために何かしたい、と口々に言い、若い人に入ってもらいたい、とは言っているけど、やめた方がいいんじゃないのかな~と見ていて思っちゃった。
「故郷のために地域の外から応援しよう」なんて旗を掲げて若手を入れたら、「アンテナショップを作ろう」とか、「物産展をやろう」とか、「観光会社とタイアップしてツアーを企画しよう」「SNSを活用して動画を・・・」とかってなっちゃって、この、まったりとした雰囲気はなくなりそうだもの。
何しろ、連絡のやり取りが電話と手紙の皆さんだから、若者のスピード感にはすぐについていけなくなりそう。
ふるさとのために、外から何かしたい、って情熱は素敵だと思うけど、本当にやったらきっとこうなるよ、それを引き受ける覚悟があるかどうかを、今のメンバーさんで話し合った方がいいんじゃないですか?
すごく失礼かもしれないけど、思ったことを言ってきちゃいました。
あまりうまくいっていない、地元の地域活性化の力になりたい、という気持ちもあるんだろうけど、ふるさと会とか名乗っておいて、内容は交流会だけ、ってのが後ろめたくなってきて、大義名分が欲しいのかな?って感じたから。
「〇〇会」って言うと、会則と会費があって、何かの目的のために活動をするイメージだったから、故郷の発展のために、何かしているのかと思い込んで行ったから、初めはちょっと肩透かしな感じだったのね。でも、話してるうちに、こういうのも悪くないのかも~、と思ったんだもの。
年を重ねて、一層故郷を恋しく思う高齢者の皆さんが、交流会の度に懐かしい話に花を咲かせるのを楽しみに、結構大勢の人たちが集まっているようです。聞けばもう何十年もやっているんだから、時々交流会をして、懐かしい話に花を咲かせる会だって、立派な活動ですよね。
ほかの地域の「ふるさと会」みたいな団体が何をしているのかは知らないけど、あんなに楽しそうなおじさん、おばさんを見たら、これはこれでいいよね?